MacOSでUSBメモリにUbuntuを入れてみる [Linux]
MacOS(v10.9.5)でUSBメモリにUbuntuを入れて,USBブートするための方法です.LinuxをMac本体に入れると動作が遅くなると聞いた事があったので,USBから起動する方法をまとめておきました.
今回はLinuxディストリビューションの1つであるUbuntuをUSBメモリに入れます.USBメモリは64GBの物を使用しました.
Amazon.co.jp: I-O DATA USB 3.0対応 高速USBメモリー 64GB YUM-64G/KA: パソコン・周辺機器
Ubuntuのホームページです.
Ubuntuの入手 | Ubuntu Japanese Team
上記のサイトから,Ubuntuの.isoイメージファイルをダウンロードして下さい.Webブラウザからうまくダウンロードできない場合もあるみたいなので,その場合はターミナルを使ってダウンロードして下さい.最新バージョンはUbuntu 14.10ですが,今回は安定バージョンのUbuntu 14.10をダウンロードしています.
$ cd ~/Desktop/ $ wget http://cdimage.ubuntulinux.jp/releases/14.04/ubuntu-ja-14.04-desktop-amd64.iso
ローカルに.isoイメージがダウンロード出来たら,.isoイメージを以下のコマンドで.imgファイルに変換します.
$ hdiutil convert -format UDRW -o ~/Desktop/ubuntu-ja-14.04-desktop-amd64.img ~/Desktop/ubuntu-ja-14.04-desktop-amd64.iso
その後,USBメモリを接続して,USBメモリのパスを以下のコマンドで確認します.
$ diskutil list /dev/disk0 #: TYPE NAME SIZE IDENTIFIER 0: GUID_partition_scheme *251.0 GB disk0 1: EFI EFI 209.7 MB disk0s1 2: Apple_HFS Macintosh HD 250.1 GB disk0s2 3: Apple_Boot Recovery HD 650.0 MB disk0s3 /dev/disk1 #: TYPE NAME SIZE IDENTIFIER 0: FDisk_partition_scheme *62.1 GB disk1 1: Windows_FAT_32 NO NAME 62.1 GB disk1s1
この場合は /dev/disk1 がUSBメモリのパスになります.
ここからUSBメモリにUbuntuを書き込んでいきます.途中で表示されるダイアログは「取り出す」をクリックして下さい.
$ diskutil unmountDisk /dev/disk1 Unmount of all volumes on disk1 was successful $ sudo dd if=~/Desktop/ubuntu-ja-14.04-desktop-amd64.img.dmg of=/dev/rdisk1 bs=1m 1104+1 records in 1104+1 records out 1158348800 bytes transferred in 31.709836 secs (36529637 bytes/sec)
上記のような出力になれば,書き込みに成功していると思います.最後に以下のコマンドを入力して,USBメモリを取り出しましょう.
$ diskutil eject /dev/disk1 Unable to find disk for /dev/disk1
UbuntuがUSBに書き込まれたか確認するために,Macを再起動して,optionキーを長押しすると,選択画面が出ますので,USBメモリを選択します.真っ黒い画面が起動して,どれを選択するか求められるので,Try Ubuntu without installingを選択します.
Ubuntuが起動するので,あとは自由に使う事が出来ます.